現地報道

11.01.31 イラク国会HP及び2現地サバーハ紙

【内政】 国会議長による地域諸国の民衆行動に係る発言

1月31日付イラク国会HP及び2月1日付当地サバーハ紙は,1月31日にUSAIDの協力を得て国会が開催した議会制の発展に関する会議におけるヌジャイフィー国会議長の演説を報じているところ,注目される点以下のとおり。

  1. 地域諸国に吹き荒れている民衆の行動は,民衆の熱望や危機,困難を無視すること等は,最後には誰も称賛しない(民衆の怒りの)爆発以外の結果を生み出さないという事実を強調するものである。民衆は常に最も偉大な創造主に導かれ,放置されることはない。
  2. 民主主義とは,選挙,表現の自由,国会会合及び権力分立のみを意味するのではない。その根幹及び哲学は,国民が,自らが選択した立法機関及び行政機関を通じ,目的を達成できるようにすることである。
  3. 依然として国民の間にある失業,貧困,流浪,移住,教育・保健機関の脆弱性,住宅・公共サービス危機といった諸問題が蓄積し,より大きな問題に至らないよう,自分(「ヌ」国会議長)はそれらの早急な解決を真摯かつ即座に検討することを呼びかける。
  4. 自分は,同僚たる国家議員は上述の事実を認識し,これらの各問題について解決の探求及び改善に対して真剣に努力していることにつき信頼している。自分は新政権に対しても,同様の努力と強い真剣さを期待している。

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11.01.28 AFP通信、現地各紙

【内政】 金曜礼拝における宗教権威の説教

 1月28日付当地発AFP電及び29日付当地各紙は金曜礼拝における宗教権威の説教につき報じているところ,概要以下のとおり。なお,28日(金)の説教は,シーア派の重要宗教行事アルバイーン終了後で宗教心が高まっている時期での最初の説教であったことや,チュニジアやエジプトで起こっている民衆蜂起を受けた説教であることを背景としたものと思われるが,複数の有力紙で通常より大きく扱われていた。

  1. アフマド・アル・サーフィー師(カルバラーにおけるシスターニー師の代理人)の説教(当地各紙)
    (1)国会議員の中には,(架空の警護員の名前を登録することによって,)警護員宛に支払われる給料の半分を詐取している者がいる。
    (注:マシュリク紙によれば,2009年,国会は,1議員につき,30名の私設警護員(1人当たりの給付は75万ディナール(約630ドル))の雇用を認める法案を可決した。同紙が議会筋として報じるところによれば,大多数の議員は厳重な警備体制下にある安全なグリーン・ゾーン内に住んでおり,かような数の私設警護員は必要でないにもかかわらず,親類を私設警護員として登録し,不当な給付を得ている由。)
    (2)(生活基礎食材の値段の上昇傾向を警告しつつ,)政府に対し,2011年を国民に対する行政サービス及び治安の提供の年とすることを求める。
  2. ムハンマド・マハディー・ナーシリー師(ナーシリーヤ市の大アッバース・モスクの導師)の説教(マシュリク紙)
    (1)今日のアラブ及びイスラム諸国は激動の時を迎えており,独裁者が増えようとも,最後には民衆が勝利する。かつてイラク人は,前体制に対して蜂起したが,今日,蜂起があるとすれば統治者に対してではなく,自らの職責を全うしない県評議会,県知事,大臣等に対してのものとなろう。
    (2)政治各派に対し,構成員に汚職に関わっている者は存在しないか調査し,(存在する場合は,)氏名を公表し,その地位から排除することを求める。
  3. サドルッディーン・アル・クッバンジー師(ナジャフの導師)の説教(マシュリク紙)
    (1)チュニジアで発生し,続いてエジプトやイエメンに広がった民衆の怒りは,アラブ諸国の政権の多くは民衆の意志に反するという明白な証左であり,一連の出来事は,「アラブ・イスラムの目覚め」,「変革への民衆の怒り」と表せるものである。
    (2)政治各派に対し,有能な者の内相,国防相,国家安全保障担当国務相,及び電力相への任命に早期に合意するよう呼びかける。

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11.01.27 現地サバーハ紙、ザマーン紙

【内政】 当国閣僚級ポストをめぐる動き

1月27日付当地紙が当国閣僚級ポストに関し報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 治安関係閣僚ポスト
    (1)アブドゥルハーディー・アル・ハスナーウィー首相顧問の発言
    ア オベイディー前国防相,アドナーン・アル・アサディー内務省筆頭次官(法治国家連合(SLA)),ワーイリー前国家安全保障担当国務相の3名がマーリキー首相の考える治安閣僚候補である。
    イ 政治各派は治安関係閣僚ポストを分け合うことを望んでいるが,同ポストは政治各派の合意ではなく,マーリキー首相が専権的に決定する。(27日付ザマーン紙)
    (2)マフムード・オスマーン議員(クルド・ブロック)の発言
     クルド・ブロックは国家安全担当国務相の代替として,諜報機関長官ポストを獲得した。(27日付サバーハ紙)
  2. 副大統領ポスト

    (1)アブドゥルハーディー・アル・ハスナーウィー首相顧問の発言
    ア タラバーニー大統領は,フザーイー前教育相(ダアワ党所属)が副大統領候補となることに反対していないが,第一副大統領となることには反対している。
    イ 国民同盟(NA)は,依然として「フ」前教育相の副大統領就任に固執している。(27日付ザマーン紙)

    (2)マフムード・オスマーン議員の発言
    ア NAに対して,アブドゥルマフディー副大統領及びフザーイー前教育相を副大統領候補とすることに固執しないよう求める。
    イ NAは,トルクメンが国民的権利として,副大統領ポストを獲得することができることを理解するべきである。(27日付サバーハ紙)
    (注:なお,同紙は,国会は,最大3名までの副大統領を認めるとの法律を可決しており,既にハーシミー副大統領(イラーキーヤ)の続投が決定しているが,トルクメンは,民族構成上の権利として,自らに副大統領ポストを与えるよう要求しており,イーデン・ヒルミー元駐バグダッド・トルコマン戦線事務所長をトルクメンの副大統領候補とすることにつきおおよその合意が得られている旨報じている。)(27日付サバーハ紙)
  3. 国家戦略政策委員会

    バハー・アル・アァラジー議員(国会清廉委員会委員長)の発言
     NA内で国家戦略政策委員会副委員長ポストに関する協議が行われたことはなく,サドル派が同ポストを要求しているとの報道は正確ではない。(27日付サバーハ紙)

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11.01.27 現地サバーハ紙

【治安情勢】 アル・カーイダのイラクへの資金提供の停止等

1月27日付サバーハ紙は第一面トップで,ウサマ・ビン・ラーディン(UBL)の病状及びイラクのアル・カーイダへの資金提供の停止につき報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 消息筋によると,UBLは数か月前から不治の病といえる極めて危険な病気を患っている。
  2. この情報は,米国政府が2001年9月の同時多発テロ事件の容疑者達を処刑するならば,アル・カーイダが捕えた米国人を処刑するとの録音声明をUBLが2010年3月25日に発出した後,信頼できる筋からもたらされたものの由。
  3. 現在,アイマン・ザワーヒリー氏が実質的にアル・カーイダの指揮を執っている。「ザ」氏は,暗号をかけた書面を通じて,また,ごくたまには直接会ってUBLより指示を受けている。UBLはアフガニスタン,パキスタン,イラン東部を転々と移動している。
  4. アル・カーイダは,イラクにおける敗北を認めており,イラクに残存しているアル・カーイダ構成員に対する資金援助を停止するとともに,その他の構成員に対しては,イラクに渡航しないように助言し,代わりに,イエメン,レバノン,パレスチナ,エジプト,チュニジア,アルジェリア,モロッコ,スーダン,ソマリア及びヨルダンの10か国をジハードを行うべき場所として特定した。

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11.01.27 現地サバーハ紙

【経済・予算】 2011年度予算想定油価の修正

1月27日付当地サバーハ紙報道振り。

  1. 要旨

    ● 2011年度イラク予算案は未だ審議中であるが,当該予算案中の設定油価を76.5ドルと修正する方針であるとイラク政府報道官は述べた。
    (当館注:昨年末に国会に一旦上程された予算案では油価は1バレルあたり73ドルとされており,今次報道はその上方修正についてのもの。なお,昨今の油価の国際動向は1バレルあたり90ドル前後で推移。)
  2. 英文サマリー

    ●Iraqi Government is modifying export oil price for the upcoming budget to 76.5 dollars.
    The official spokesman of the Iraqi Government announced that it had been approved in the cabinet session on Jan. 26 (Wed.) to modify the oil price on the General Budget Law for 2011, which had been still in the deliberation, to US$ 76.5 in response to the suggestion by Ministry of Finance.

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11.01.27 AFP通信

【治安情勢】 バグダッドにおける自動車爆弾を使用したテロ事件の発生他

1月27日付当地発AFP電は,バグダッドにて発生した自動車爆弾によるテロ事案につき報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 内務省筋によると,葬式の参列者が集まるテント脇にて自動車爆弾が爆発し,48名が死亡,121名が負傷した。
  2. 本件爆発は,バグダッド西部シーア派のシュアラ(Shuala)地区において,午後1時半頃発生し,被害にあったテントを焼き付くし,事故現場は凄惨なものであった。
  3. 内務省筋によると,同爆発後,警察官及び兵士が事件現場に突入すると,怒った暴徒に多数の石を投げつけられ,一部の暴徒から銃撃を受けた。暴徒は,軍から一個連隊が到着し,暴徒を拡散させるために空に銃弾を発射するまで引き下がらなかった。
  4. マーリキー首相は,同地区の治安責任者であるアフマド・アル・オベイディー大佐の逮捕を命じた。
  5. なお同日,バグダッドにおいてミニバス内に設置された爆弾の爆発により,5名が死亡,21名が負傷する事案も発生している。

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11.01.26 アスワート・アル・イラク通信

【内政】 報道・通信委員会の所管

 1月26日付当地アスワート・アル・イラク通信ウェッブ・サイトが,当国報道・通信委員会の所管に係る国会議長等の声明を報じているところ,概要次のとおり。

  1. 26日,ヌジャイフィー国会議長はバルハーン・アッシャーウィー報道・通信委員会委員長と会談し,両者は同委員会が国会の監督の下,独立性を保持すべきであると述べた。
  2. 本件会談後,国会は次の声明を発表した。

    (1)独立機関に係る連邦裁判所決定は精査されたものでなく,更なる説明と精査が必要である。

    (2)国会議長は会談において,憲法規定の遵守,国権の最高機関たる国会の役割の尊重,イラクで進展中の民主化状況に対応していくことの必要性を強調した。

    (3)国会議長と委員長は,報道・通信委員会が国会の監督の下,独立性を保持することの必要性を強調した。同委員長は,同委員会は外国投資が集中する大きな経済的水路であり,同委員会の任務を規定する特別法制定の必要性を訴えた。

    (注:報道・通信委員会については,憲法第103条において,独立の機関であること及び国会に付属することが規定されている。同委員会HPは,主な任務として,放送,通信網及び(関連)サービスに係る免許付与,価格設定等を含む管理,放送電波の使用に係る企画・調整等,選挙広報規則の制定等,報道に関する行動規範の採択,並びに通信と報道に係る政策の普及及び政府と関係機関に対し法律を提案すること等を挙げている。)

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11.01.26 アスワート・アル・イラク通信

【経済・石油】 2010年石油パイプライン破壊攻撃数

1月26日付アスワート・アル・イラク通信(インターネット英語版)報道振り。

  1. 要旨

    ● 1月26日,石油省報道官は,2010年の石油パイプラインへの破壊攻撃数は過去7年で最少であったと述べた。

    ● 2010年の破壊攻撃数は65件で,2009年の81件から減少。2003年以降で過去最高値は2004年の250件超。
  2. 全文

    ● Iraq's oil pipelines witness minor attacks in 2010 than previous 7 years:
    BAGHDAD / Aswat al-Iraq: The year 2010 had witnessed less corruption attacks on Iraq's oil pipelines than those that took place over the previous 7 years, the Iraqi Oil Ministry's official spokesman said on Wednesday, adding that 2010 had witnessed 65 attacks, compared with 250 attacks in 2004, the largest since 2003.
    "The Oil Ministry's Technical Department had prepared a statistic on the number of attacks against oil installations that reached 65 attacks in 2010, compared with 81 attacks in 2009," Assem Jihad said, pointing out that the number of attacks on those installations have recorded more than 250 attacks in 2004."
    Jihad said that June, 2009, had witnessed "more intensive operations against Iraqi oil pipelines, whilst February had witnssed the smallest number of attacks the same year, with an average of two attacks per day, targetted against oil export pipelines, along with the pipelines exporting gas and oil products.
    In conclusion, Jihad said that his Ministry's engineering and technical cadres have managed to repair the damage caused by those attacks in a comparatively short time, in order to enable those pipelines to continue their activity.

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11.01.21-22 現地サバーハ紙、アスワート・アル・イラク紙

【内政】 独立機関の管理権,内政プロセス

21,22日付当地紙が独立機関の管理権等,及び内政プロセスにつき報じているところ,概要次のとおり。

  1. 独立機関及び特別職の管理権等

    (1)選挙委員会等の独立機関
    ア 連邦高等裁判所が,独立高等選挙委員会(IHEC)を含む独立機関に関し,国会に属すとされていた管理権限を変更し,行政管理上は閣僚評議会の下におかれ,その監視を受けると決定したことを受け,マーリキー首相はIHECの局長39名の任命決定を取り消した。同首相が率いる法治国家連合(SLA)は,同首相が不利になるようIHECが不正を行ったと非難し,同首相が連邦裁判所に対し,得票数の手作業による数え直しを求めるに至った経緯がある。
    イ 消息筋によるとSLAは,IHEC問題を解決するための委員会の設置,及びIHECに替わる委員会の設置を国民同盟(NA)に求めた。(以上,21日付アッシャルクルアウサト紙)
    ウ マフムード・オスマーン議員(クルド同盟)は,次の旨述べた。
     独立機関を閣僚評議会に結びつけた連邦高等裁判所決定は,正しいものではなく,拒否されるものだ。これらの機関はその独立性を失う。憲法はこれら機関の国会への結びつきを規定しており,このような決定は修正されるべきである。国会は本件を検討すべきである。
    エ ハイダル・アル・ムッラー・イラーキーヤ報道官
     独立機関は憲法第102条に基づき国会に結びつけられる。よって,マーリキー首相によるこれら機関の結びつきに係る連邦裁判所に対する照会,及び独立機関が閣僚評議会に結びつけられるとの裁判所の回答は,憲法を覆すものである。憲法と民主政治プロセス擁護のため,政治勢力は本件に関する立場を確たるものとすべきである。国会議長と政治各派指導者は本件に直接,関与すべきである。
    オ アブドッサッタール最高司法評議会報道官は次の旨述べた。
     連邦裁判所は閣僚評議会に結びつけられる独立機関を特定していない。裁判所は,独立機関が,国会または閣僚評議会等,特定の機関に結びつけられるとの憲法上の規定が欠如していると述べたまでである。選挙委員会,人権委員会等の独立機関の職務は,執行的なものであり,首相ではなく閣僚評議会に権利を与える憲法第80条に基づく。それら機関は,閣僚評議会に結びつけられる一方,国会の監視に服する。金融監視庁,報道局,通信局等は国会に結びつけられる。ワクフ局及び殉死者団体は閣僚評議会に結びつけられる。(以上,22日付サバーハ紙)
  2. 2 政治プロセス
    (1)治安関係大臣候補
     20日,アンマール・アル・ファーイズ議員(NA)は,次の旨述べた。
     マーリキー首相によるイラーキーヤ国防相候補としてのファラーフ・アル・ナキーブ議員の拒否は,十分な資質の欠如や同議員の性格が理由である。治安関係大臣候補は独立系とするのが政治的合意であった。NAのアドナーン・アル・アサディー候補とイラーキーヤのアル・ナキーブ候補はともに独立系ではない。(21日付アスワート・アル・イラク電子版)

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11.01.22 現地サバーハ紙

【外交】 バグダッドにおけるアラブサミットへの参加用意の表明

1月22日付当地サバーハ紙が,3月にバグダッドにて開催予定のアラブ・サミットに関し報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 20日にシャルム・エル・シェイクで開催された第2回アラブ経済社会開発サミットの合間に,タラバーニー大統領は同サミットの参加者と会談を行い,多数のアラブ指導者からバグダッドにおけるアラブ・サミットへの参加用意がある旨の発言を得た。
  2. 消息筋によれば,現在までに12名のアラブ指導者がバグダッド・サミットへの参加に合意し,その参加数は最終的に15名以上に及ぶことかもしれないが,参加する指導者,国王の名前の公表は拒否されている。
  3. なお,「タ」大統領は,ムバラク・エジプト大統領(ナズィーフ同首相,アブルゲイト外相同席),ブーテフリカ・アルジェリア大統領,バシール・スーダン大統領,サーレハ・イエメン大統領,ハマド・カタール首長と本件アラブ経済社会開発サミットの合間に,また,シャルム・エル・シェイクの宿泊先にて,オトリー・シリア首相,ファイヤード・パレスチナ自治政府首相,ハーリド・バーレーン外相と会談し,二国間関係及びアラブ・サミットに係る作業について協議した。
  4. タラバーニー大統領は,サウード・サウジ外相とも会談を行った。同外相は,サウジ政府はアラブ・サミットに可能な限りハイレベルにて参加する意欲を有しており,その参加は,同サミットの成功及びアラブの共通活動に資する旨述べた。

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11.01.20 現地アダーラ紙

【内政】 国会常設委員会委員長ポスト

1月20日付当地アダーラ紙は,国会常設委員会委員長ポストの決定及び配分等について報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 国民連盟(NA)指導部は,18日に会議を開催し,NAに割り当てられている以下の委員会につき,委員長候補を指名した。
    (1)外交委員会
    フマーム・ハンムーディー議員(イラク・イスラム最高評議会(ISCI))
    (2)安全保障・国防委員会
    ハサン・アル・スネイド(法治国家連合(SLA))
    (3)清廉委員会(当館注:汚職等不正事案を担当)
    バハー・アル・アァラジー議員(サドル派)
    (4)教育委員会
    ハーリド・アル・アティーヤ議員(SLA)
    (5)殉教者委員会(当館注:サッダーム時代に殺害された家族等に対する慈善事業を担当)
    アンマール・タァイマ議員(ファディーラ党)
    (6)文化委員会
    アリー・アッシャッラーハ議員(SLA)
    (7)金融委員会
    ハイダル・アル・ウバーディー議員(SLA)
  2. ナーヒダ・アル・ダイニー議員(イラーキーヤ)は,イラーキーヤは自派に割り当てられている委員長職への自派候補(以下にイラーキーヤに割り当てられた委員会及び委員長名)を決定したと述べた。なお,「ダ」議員は,イラーキーヤに割り当てられた法律委員会委員長ポストをクルド同盟が最近になって要求したが,イラーキーヤは本件に関する特別会合を開催し,右要求を拒否すること,拒否が受け入れられないのであれば,全てのポスト配分の見直しを求めることを決めたと述べた。
    (1)投資委員会
    アフマド・アル・アルワーニー議員
    (2)石油・ガス委員会
    アドナーン・アル・ジャナビー議員
    (3)高等教育委員会
    アブドズィヤーブ・アル・アジーリー議員
    (4)責任と公正委員会
    カイス・アル・シャッザール議員
    (5)人権委員会
    ハイダル・アル・ムッラー議員
    (6)民族委員会
    フセイン・アッシャアラーン議員
    (7)女性委員会
    インティサール・アッラーウィー議員(女性)

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11.01.18-19 現地マシュリク紙、サバーハ紙、AFP電

【治安情勢】 バスラにおける被拘置者の逃走と県警本部長の更迭

1月18日及び19日付当地各紙は,同14日にバスラ発生した12名のアル・カーイダ構成員と目される被拘置者の逃走等に関するバスラ県評議会の決定等につき報じているところ,概要以下のとおり。

  1. アフマド・アル・スレイティー県評議会副議長の発言(18日付当地各紙)

    (1)17日,同議会は2010年8月に発生したアブドッラー・ビン・アリー通り爆破事件実行を自白していた12名のアル・カーイダ構成員がバスラ市内の拘置所から逃走した件に関して臨時会合を開催し,アーディル・ダッハーム・バスラ県警本部長の更迭を含む幾つかの重要な決定を下した。更迭の決定は,バスラの治安情勢に関する質問に係る「ダ」本部長の回答に対し,同議会議員が納得しなかったからである。

    (2)また,治安機関間の協力が欠如し,各機関指導部間に問題が生じていることから,連邦政府の関係機関に対し,同県治安機関の全ての責任者の交代を求める決定がなされた。

    (3)さらに,同議会は,県庁との間で,本件12名の脱走犯の調査に関する合同委員会を設置することを決定した。
  2. ムハンマド・ジャワード・ホウェイディー・イラク軍バスラ司令官の発言(18日付マシュリク紙)
     12名のアル・カーイダ所属の疑いがある脱走犯は,(アブドッラー・ビン・アリー通りのある)アル・アッシャール市場で発生したテロ事件を実行していない。
  3. ジャッバール・アミーン県評議会議長の発言(18日付当地発AFP電)

    (1)「ダ」県警本部長の更迭は,全会一致で決定された。

    (2)収監者が脱走した際,警察は迅速に対応できていなかった。
  4. 「ダ」県警本部長の発言(19日付サバーハ紙)

    (1)自分(「ダ」本部長)は,県評議会の決定を受け入れる。

    (2)現在,県評議会の決定を実施すべく,(各機関指導部間にて)連絡・調整がなされている。
  5. なお,同AFP電が報じるところによれば,同県警本部は,付近の家宅捜索及び臨時チェックポイントの設置等の措置を講じているものの,現在まで,同12名の内,1名しか捕縛していない。

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11.01.15 現地各紙、首相府HP

【イラク・シリア関係】 オトリー・シリア首相のイラク訪問

1月15日,ムハンマド・ナージー・オトリー・シリア首相が当地を訪問したところ,15日及び16日の当地報道の概要取り纏めて以下のとおり。

  1. 15日,オトリー・シリア首相はバグダッドを訪問。バグダッド国際空港にて,マーリキー首相が「オ」首相一行を出迎えた。両首相はイラク首相府において首脳会談を行った後,随行団も参加して拡大会合を実施した。
  2. 「マ」首相との会談(15日付首相府HP及び16日付当地各紙(各紙は首相府HPの内容をキャリー)

    (1)「マ」首相から以下を述べた。
    ア シリア政府による新政権樹立への祝意表明は両国間関係の強化の上で重要。
    イ バグダッドにおけるアラブ・サミットの開催に対し,特に,治安分野では莫大な努力を払い,必要な準備を行っている。同サミットにはバッシャール・アル・アサド・シリア大統領に出席いただきたい。
    ウ 二国間の戦略的協力委員会及び高等合同委員会の活性化が必要。
    エ イラクは治安の安定に成功し,現在は,復興及び経済発展に向かっている。シリアには,政治,経済,石油・ガスを含む多くの分野にて協力を願いたい。

    (2)「オ」首相から国民パートナーシップ政権樹立に祝意を伝えつつ,以下を述べた。
    ア 戦略的協力委員会及び高等合同委員会の活性化が必要であり,高等合同委員会の次回会合をバグダッドにて開催するよう要請。
    イ イラク政府が安定及び復興を実現する上で必要な支援を行うことを強調。

    (3)会合出席者
    ア イラク側
     ムトラク副首相,ズィーバーリー外相,ルアイビ石油相,ルバイエ労働相,アリー・ダ ッバーグ国務相(政府報道官),ジャワーディー在シリア・イラク大使他。
    イ シリア
     ムアッリム外相,フセイン財務相,アラーワ石油相,ルトゥフィ国家企画庁長官,ファ ーリス在イラク・シリア大使他。
  3. 共同記者会見における両首相の発言

    (1)「マ」首相から以下を述べた。
     会談では,イラク国民への国境及び空港でのシリア入国ビザ取得の簡素化,シリア領土及び港湾を経由する石油パイプラインの設置,日産30万バレルを送る旧パイプラインの修復方法の他二国間協力及びアラブ・サミットについて協議した。

    (2)「オ」首相から以下を述べた。
    ア 祝意を表するため訪問し,両国間関係の強化を協議した。シリアとイラクは,古い歴史を共有する同胞国であり,相互互恵の関係にある。
    イ (記者からの,イラクを攻撃するシリア国内のテロ組織に関する質問に対し,)イラクはイラク及びシリアの治安に関心を払う。これは,両国の合意によるものである。この基礎から逸脱する者に対し,シリアは必要な手段を取る権利を有する。
  4. ヌジャイフィー国会議長との会談(16日付当地報道)

    (1)「ヌ」国会議長は,イラク国会はシリア(国会)と緊密な関係を築きたく,両国は戦略的協力関係を実現出来ると述べた。

    (2)「オ」首相は,バッシャール大統領からイラク国民に対する祝賀を伝達しつつ,経済貿易協定の国会への提出及び同協定に基づく閣僚級共同戦略委員会の設立を要請。

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11.01.13-15 現地各紙、AFP電

【イラク・米関係】 バイデン米副大統領の当地訪問

1月13日,バイデン米副大統領が当地を訪問したところ,13日から15日の当地報道の概要以下のとおり。

  1. マーリキー首相との会談

    (1)首相府HPによると,やりとりの概要は以下のとおり。
    「マ」首相から以下を述べた。
    ア 戦略枠組協定の活性化を通じた両国関係の強化を強調。
    イ 高等合同委員会の即時開催を要請・同合同委員会の作業日程を検討するため,両国関係閣僚間による協議の重要性を強調。
    ウ 対イラク制裁及び国際憲章第7章下の措置の解除に向けた米国,特に「バ」副大統領による支援を評価。
    エ イラクには,治安,政治等の課題に取り組む能力があると強調。
    「バ」副大統領から国民パートナーシップ政権樹立に祝意を伝えつつ,以下を述べた。
    ア 治安及び政治分野におけるイラクの前進を賞賛。
    イ 米国は,戦略枠組協定の活性化に真剣に取り組んでいる。現在,農務長官,保健福祉長官,教育長官他に対し,対イラク支援及び協力強化を指示している。
    ウ 対イラク制裁を解除する安保理の決定は両国の協力の賜。今後も米国はイラクを支援し,協力を強化。

    (2)なお,15日付当地紙は,「バ」副大統領はイラク軍に対するさらなる兵站支援及び戦略枠協定の実施を約束した旨,また,消息筋によれば,「バ」副大統領は,治安関係を含む閣僚ポスト及びイラン等近隣国との関係の問題には言及しなかった旨報じている。
  2. その他の要人との会談に関する15日付当地紙報道

    (1)タラバーニー大統領との会談
    ア 「タ」大統領から,政治プロセスの進捗状況,諸外国との関係強化,治安状況の改善及び米国の対イラク支援への謝意等を発言。
    イ オバマ米大統領の「タ」大統領宛再任と新政権樹立への祝意が「バ」副大統領から転達された。「バ」副大統領は,米国は,イラクとの協力関係強化を強化し,イラクが近隣諸国及び国際場裡において本来の地位を取り戻すために努力する旨述べた。
    ウ 会談には,アブドゥルマフディー,ハーシミー両副大統領が同席。「ア」副大統領は,両国間関係の発展・強化及びイラクの開発における米国の役割(の重要性)を強調。

    (2)ヌジャイフィー国会議長との会談
    ア 「バ」副大統領から,クウェートが要求している賠償問題をはじめとする懸案事項の解決を米国は支援する,近く,イラクは国連憲章第7章による措置を解除され,安保理理事国は現在のイラクを肯定的に捉えていると述べた。
    イ 「ヌ」国会議長から,両国間関係の強化は重要であり,イラク国民は,復興を成し遂げる民主主義を希望していると述べた。

    (3)バルザーニーKRG大統領との会談(於:エルビル)
    ア 「バ」副大統領は,「バ」KRG大統領の政治プロセス及び国民パートナーシップ政権における役割の重要性を強調。
    イ 両者は,米国とKRGとの関係強化を協議。「バ」副大統領は,米国はKRGの安全保障にコミットすると述べた。
    ウ 会談には,シャーウィース副首相及びバルハム・サーレフKRG首相が同席。
  3. 13日付当地発AFP電は,「バ」副大統領は,約300名の米兵に対し,「イラク軍を現時点まで訓練し,その能力は日に日に向上しているが,イラク軍は米の支援を必要とし続けるだろう。(2011年後も,)米は,特定の地域にて訓練や装備への支援を続けることになるだろう」と述べた旨報じている。

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11.01.11 AFP

【イラク・クウェート関係】 イラク人漁師とクウェート沿岸警備隊の銃撃事件

1月11日付当地発AFP電は,10日に発生したイラク・クウェート国境付近での銃撃事件につき報じているところ,概要次のとおり。

  1. クウェート内務省によれば,10日,イラク側のボートがクウェート領海に侵入し,沿岸警備隊の停船命令に従わなかったために事件が発生,クウェート沿岸警備隊員1名が,クウェート領海内でイラク側船員に銃撃され死亡した。
  2. ダッバーグ・イラク政府報道官の声明(11日)

    (1)10日に発生した事件は,イラクとクウェート両国が,国境管理,不幸な事件の再発防止,両国の平和と安全の保障に共同で取り組む必要性が確認された。

    (2)イラク民間人のボートは,クウェート沿岸警備隊に銃撃され,沈没した。クウェート沿岸警備隊員の1名が死亡し,クウェート側はイラク人4名を拘束している。

    (3)イラク政府は,イラク海軍が救助した5人の船員への取り調べを開始した。
  3. バスラ漁業組合長によれば,イラク人漁師3名が負傷,4名が行方不明とのこと。

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11.01.08 現地各紙

【外交】 アムル・ムーサ・アラブ連盟事務局長の訪問

1月8日,当地各紙は,アムル・ムーサ・アラブ連盟事務局長が当地を訪問し,アラブ・サミット開催への見通し等に関し協議した旨報じているところ,概要以下のとおり。

  1. タラバーニー大統領との会談

    (1)「タ」大統領から以下を述べた。
    ア 次回アラブ・サミットを成功させる上で,アラブ連盟の役割は重要。政治プロセスは良い方向に向かっており,政治・治安の安定はサミット開催に前向きな要素である。
    イ 現在,副大統領任命に係る法案審議の第1読が終了し,国会にて第2読が行われようとしている(注:法案成立には第3読まで必要)。副大統領の1人はトルコマン人から選出される見込み。
    ウ シャルム・エル・シェイクで開かれる第2回アラブ経済サミットには自分が参加する。

    (2)「ム」事務局長から以下を述べた。
     イラクが危機を乗り越えたことは喜ばしい。イラクの指導者達は,国民パートナーシップ政権樹立に合意し,治安上の問題を克服。同経験は,地域諸国,アラブ諸国及び国際社会に対する,イラクがアラブ・サミットを成功裡に開催できるとの前向きなメッセージ。
  2. マーリキー首相との会談

    (1)「マ」首相から以下を述べた。
    ア アラブ・サミットのバグダッド開催は,単なる前向きなメッセージにとどまらず,アラブ共同体においてイラクが本来の地位を取り戻したことを示すもの。イラクは,同共同体との関係強化及び協力分野拡大を目指す。アラブ・サミット開催に必要な手続きを進めており,準備作業は万端である。
    イ 国民パートナーシップ政権たる新政権では,全関係者が意思決定に参加。新政権は復興及び経済発展に強い関心を有しており,アラブ諸国との間で,経済をはじめとする分野での関係強化を希望。

    (2)「ム」事務局長は新政権樹立に祝意を申した上で,以下を述べた。
     イラクとアラブ連盟の関係正常化を期待。皆がバグダッドにおけるアラブ・サミット開催を支持している。

    (3)両者はアラブ・サミット開催に係る治安上及び技術上の措置を協議。近々アラブ連盟からサミット開催に向けた準備スケジュールが提示される由。
  3. 共同記者会見におけるズィーバーリー外相の発言

     イラクには,アラブ諸国のアラブ・サミットへの出席が必要。「ム」事務総長の訪問はイラクにとって好ましく,適切な時期に行われた。

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11.01.08 現地サバーハ紙

【内政】 サドル師の帰国に対する反応他

1月8日付当地サバーハ紙は,サドル師帰国を歓迎する国内各派の反応を報じているところ,概要以下のとおり。なお,サドル師は,同8日,熱狂的な支持者を前にし,演説を行っている。

  1. イラーキーヤ所属議員の発言

    (1)ムトラク副首相(国民対話戦線代表)
    ア サドル師のイラク国内での活動は政治プロセスに有益であり,帰国は国外で活動する全野党政治家の帰国に扉を開く。同師に対する判決の幾つかは誤審。
    イ イラク国内での多くの犯罪事件に関与しているアサーイブ・アハル・アル・ハックとは無関係との同師の宣言は重要な決定。

    (2)ハーニー・アーシュール・イラーキーヤ顧問
     サドル派は新政権にて8つの閣僚ポストを得て新政権に実効的に参加。同師の帰国によりサドル派は最も活発な政治グループの1つとなる。
  2. 国民連盟(NA)関係者の発言

    (1)アッバース・アル・バヤーティー議員(法治国家連合(SLA))
    ア 同師のイラク人の間での活動は,政治プロセスの推進,対立する政治各派の調和及び共通理解に貢献。
    イ 同師は有力な政治指導者であり,政治プロセスに大きな影響力を有する。同師の行っている提案は前向きであり,政治及び治安状況に肯定的なもの。

    (2)ジュムアト・アル・オトワーニー氏(イラク・イスラム最高評議会(ISCI))
     同師の存在は政治プロセスの促進に貢献。同師はサドル派構成員を指揮下においており,治安の安定にも資する。
  3. その他関係者

    アドナーン・アル・アサディー内務省次官
     同師の帰国は治安の安定に有益。同師は,武装集団による暴力犯罪と自分が無関係であると明らかにしており,今後,サドル派が武装集団であるとの認識は薄れ,治安の安定に大きく貢献する。

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11.01.05 首相府HP

【イラク・イラン関係】 サーレヒ・イラン外相代行の当地訪問

1月5日,サーレヒ・イラン外相代行が当地を訪問したところ,訪問概要以下のとおり。

  1. (1)1月5日,マーリキー首相は,「サ」外相代行及び随行団と首相府にて会談。

    (2)「マ」首相から以下を述べた。
    ア 国民パートナーシップ政権樹立への祝意を示す今回の訪問を歓迎。
    イ 我々は,治安の安定を獲得した現状において,今後は,イラク国民の要望をかなえ,国家の復興に移行することを決意。
    ウ イラク・イラン高等合同委員会の活性化重要性を強調。近日中にバグダッドにて,経済分野での協力推進のため,同委員会の会合を開催予定。

    (3)「サ」外相代行から以下を述べた。
    ア 新政権樹立をお祝い申し上げる。同政権の成功,イラク及びその国民の幸運と繁栄を祈念。
    イ イランは,強固な両国間関係(の構築),高等合同委員会の活動の促進,復興活動への寄与及びイラク経済の発展を希望。
    ウ 現在のイラクは,統一及び独立した新しいイラクであり,多くのエネルギー資源,人的及び経済的可能性を有している。イランはイラクに対し,全面的に支援し,経験を提供する用意がある。イラクが地域諸国との関係強化を重視していると理解。3月のバグダッドでのアラブ・サミット開催は,イラクの安定及び発展を示すものであり喜ばしい。

    (4)会談の出席者
    ア イラク
     ズィーバーリー外相,ダッバーグ国務相(政府報道官),ターリク・ナジム首相府官房長,シャイフ駐イラン・イラク大使他
    イ イラン
     ダーナーイーファル駐イラク・イラン大使,「サ」外相代行随行団

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11.01.05 現地各紙

【内政】 サドル師のイラク(ナジャフ)帰国

1月5日,ムクタダー・サドル師はイラクに帰国したところ,5日,6日付当地報道取り纏めて,概要以下のとおり。

  1. サドル師は,約4年間のイラン生活を経て,サドル派の幹部と共にナジャフに戻った。同師は,今次帰国は短期滞在ではなく,今後ナジャフに留まると述べ,最初にアル・ハナーナ地区の自宅に向かった。
  2. 数百人の支持者達が,同地区の路上に出て同師の帰国を祝福した。
  3. 同派筋によれば,同師はイランのコムにあるハウザ(当館注:十二イマーム派の主要な廟所在地に置かれる宗教学校。ホウゼとも言う。)に宗教的学問を修めるために滞在していたが,その勉学を終了(して帰国した由)。
  4. 他方,同師帰国の理由に関しては,イランでの宗教的学問の終了以外に,イラク新政権に同派が更なる影響力を持つため等の憶測をよんでいる。

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11.01.04 現地各紙

【イラク・ヨルダン関係】 リファーイ・ヨルダン首相の当地訪問

1月4日付当地各紙は,リファーイ・ヨルダン首相の当地訪問及びイラク要人との会談につき報じているところ,概要以下のとおり。

  1. 1月3日,「リ」首相はバグダッドを訪問。バグダッド国際空港にて,マーリキー首相が出迎えた。「リ」首相には,政府高官,ビジネス及び投資関係者が随行。両首相は,イラク首相府において首脳会談を行った後,随行団も参加して両国間関係及び協力の強化,共通関心課題を協議。
  2.  会談冒頭,「マ」首相から以下を述べた。

    (1)「リ」首相一行の来訪を歓迎。同訪問は,国民パートナーシップ政権樹立への祝意を示すものであり,両国間関係強化への大きな一歩。

    (2)かつてイラクは深く傷つき,多くの計画が頓挫。しかし,政治及び治安の安定を実現した現在では,建設や復興,経済,農業,産業,保健,教育等の各分野において発展。相互尊重,共通利益及び内政不干渉の原則の下,アラブ及び中東地域諸国との関係強化に努めている。

    (3)イラクはヨルダンとの関係強化を希望。両国の関係には,歴史的同胞たる両国民の紐帯がある。ヨルダンとの間で,建設,経済及び石油分野での協力強化,イラク・ヨルダン高等合同委員会(当館注:首相を長とし,複数の閣僚を構成員とする委員会。両国間の諸課題を検討。)の活性化,両国民の入国手続きの簡素化を更に図りたい。
  3. 「リ」ヨルダン首相から以下を述べた。

    (1)新政権樹立に際し,アブドッラー・ヨルダン国王,同国政府及び国民からの祝意をお伝え申し上げる。ヨルダンとイラクは,喜びも悲しみも共有しており,イラクの安定は,ヨルダンだけでなく地域全体に影響。

    (2)今次訪問は,新政権樹立に対する祝意の他,イラク・ヨルダン高等合同委員会における協力強化,経済関係の強化が目的。今後,経済関係強化を目的とする官民訪問団がバグダッドを訪問予定。
  4. 会合出席者

    (1)イラク
    シャハリスターニー副首相,ムトラク副首相,ズィーバーリー外相,イーサーウィー財務相,ルアイビー石油相,アーミリー運輸相,ダッラージー住宅建設相,アリー・ダッバーグ国務相(政府報道官),アッバース在ヨルダン・イラク大使他。

    (2)ヨルダン
    ハーイル副首相兼外相,サファディー副首相兼国務相,ジャウダ外相,ハンムール財務相,バターイナ運輸相,オベイダード公共事業相,ハーフィズ資源・エネルギー相,ファーホゥーリー大規模事業相,在イラク・ヨルダン大使他。

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